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南方熊楠展に18万人来場 東京・国立科学博物館

 東京都台東区の国立科学博物館の企画展「南方熊楠―100年早かった智の人」(和歌山県田辺市など主催)が4日、閉幕した。63日間の来場者は18万1780人で、田辺市の想定した10万人を大幅に上回った。市は「関心の高まりを市への来訪につなげたい」と話している。

 南方熊楠(1867〜1941)は世界的な博物学者。和歌山市出身で、ロンドン留学などを経て、1904年から田辺市を研究と生活の拠点にした。

 企画展には、田辺市中屋敷町の南方熊楠顕彰館から熊楠の日記や書簡、抜き書き(さまざまな文献からの筆写ノート)など約70点を出展。他にも熊楠がライフワークとして取り組んだ「菌類図譜」など幅広い分野の資料を展示した。

 国立科学博物館によると、来場者は開幕から6日間で1万人を突破。2月4日には10万人を超えた。開会中に同館であった第11回南方熊楠ゼミナール(実行委員会主催)は、受け付け開始2時間で定員120人に達した。

 同博物館の企画展示担当は「熊楠に興味を持っている人が、さらに知りたいと思って足を運んでくれたケースが多かったようだ。展示物は自由に撮影できるためツイッターなどのSNSに写真がアップされ、情報が広まりやすくなったことも来場につながった」とみている。


写真【開会中、連日にぎわった国立科学博物館の企画展「南方熊楠―100年早かった智の人」(東京都台東区で)】

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