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過去10年で最高値 不作の17年度産温州ミカン

 2017年度の和歌山・紀南産温州ミカンの価格は、過去10年間で最高となった。1キロ当たりの市場価格は285円で、10年間の平均価格より71円高かった。全国的な不作が要因という。市場への出荷量は少なく、価格は最高だったが、販売総額は低調だった。

 JA紀南を通じて全国の市場に出荷した温州ミカンの1キロ当たりの市場価格を過去10年間でみると、これまでで最も高かったのは16年度の252円。17年度はそれを33円上回った。最も安かった09年度の157円と比較すると1・8倍になった。

 JA紀南販売課は「温州ミカンは全国的に不作だった。それに加え紀南産は味が良かったことで高評価を得たのではないか」と話す。

 とりわけ高値が顕著だったのは12月から販売した「木熟ミカン」。389円で、298円だった16年度の1・3倍になった。極早生の新品種「YN26」も304円で、16年度の1・26倍だった。

 木熟ミカンは、木になったまま熟す甘いミカンで、JA紀南では栽培に力を入れている。価格は比較的安定しているが、17年度は大幅に上がった。同課は「木熟は特に高評価を得た」という。

 YN26も極早生としては甘いことで評価が高い品種。JA紀南は15年度から全国の市場へ出荷している。3月にあった全国の市場関係者との意見交換でも「引き合いが多い」「有望な品種」と高評価だった。

 一方、収穫量は8904トンで、過去10年間で最少だった。春と秋の天候が影響したとみられる。


写真【市場への出荷に向けて選別される温州ミカン。2017年度は高値となった(和歌山県田辺市下三栖で)】

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