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土砂崩れで警戒続く 田辺市上秋津の県道

 和歌山県田辺市上秋津の奇絶峡近くで2月にあった山の土砂崩れは対策工事のめどが立っておらず、県道への影響もあるとして警戒が続いている。地元の住民らからは不安の声も聞かれる。

 崩土現場は、県道田辺龍神線沿いの段々畑に接した山の斜面。2月5日、斜面が横幅約30メートル、縦幅約20メートルにわたって崩れた。2003年に崩れた場所で、コンクリートの吹き付けで対策工事をしていたが、その吹き付けごと大量の土砂や石、岩が崩れ落ちた。大半が畑上段に立てられた柵で止まっているが、下段まで転げている岩もある。当時、雨は降っておらず、厳しい冷え込みにより吹き付けが割れたとみられる。

 周辺一帯は大規模な土砂崩れの可能性があるとして、和歌山森林管理署が民有林直轄治山事業として17年度から対策に取り組んでいる。今回の崩土現場は対策の計画地ではないが、同署や県、市が協議して対策を検討したいという。工事などのめどは立っていない。

 崩土発生後、県は警備員を置いて、24時間態勢で監視を続けている。夜間には崩土現場を投光器で照らしている。

 8日からは県道沿いの畑に土のうを積む作業も始めた。県道に石や岩が転がり落ちるのを防ぐためで、段々畑の最下段に延長72メートルにわたり、大型の土のう216袋を2段にして並べている。


写真【大規模に崩れた山の斜面。県道に石や岩が転がり落ちるのを防ぐため土のうが積まれている(和歌山県田辺市上秋津で)】

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