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貸自転車の利用好調 田辺観光協会、市内散策に定着

 和歌山県田辺市の田辺観光協会(玉井洋司会長)が運営しているレンタサイクル(貸自転車)の利用者が、年々増加している。昨年度は自転車をそれまでの3台から5台に追加配備したこともあり、前年度の約1・5倍となる913件の貸し出しがあった。観光協会は「闘鶏神社の世界遺産追加登録などで市街地を訪れる人が増える中、まちなか散策の手段の一つとして定着してきた」と話している。

 レンタサイクル事業は、歩いて回るには遠い観光スポットを巡ってもらおうと、2014年3月末から始めた。同市湊のJR紀伊田辺駅隣にある市観光センターで、20インチの電動アシスト付き自転車を貸し出している。前籠には、ご当地キャラクターの「たなべぇ」が自転車に乗っている姿をデザイン。「みかん」「しらす」「紀州イサギ」など、地域の特産品にちなんだ名前を一台一台に付けている。走行距離の目安は25キロほど。

 貸し出しは14年度に490件、15年度に531件、16年度に610件と年々増加。16年度末には、自転車を2台追加した。

 昨年度の貸し出し913件のうち、外国人の利用は39件。月別では、最も多かったのが8月の105件で、3月95件、12月87件、9月82件と続く。

 受け付け業務を委託されている市熊野ツーリズムビューローによると、観光客が利用する場合、天神崎や江川の漁港、奇絶峡など徒歩だと30分以上かかるスポットを巡る人が多い。

 一方で、便数が少ない路線バスの代替手段として、地元住民が買い物や通院に利用するケースも目立つ。営業の仕事で訪れた人が、外回りに使うこともあるという。


写真【田辺市観光センターで貸し出している電動アシスト付き自転車(和歌山県田辺市湊で)】

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