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マダニ感染症に注意 紀南で多く確認

 マダニが媒介する感染症が発生しやすい季節になり、和歌山県は草地や森林などに入る際には肌の露出を少なくするなど、マダニにかまれない対策を呼び掛けている。致死率の高い「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」や「日本紅斑熱」の感染報告は紀南地方が多く、農作業時などは注意が必要だ。

 SFTSは、2011年に世界で初めて特定された病気。主にはウイルスを持ったマダニが人をかんで感染させる。発熱、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛、記憶障害、失語、出血などの症状がある。国内での致死率は約2割とされ、大学などで有効な治療薬の研究が進められている。

 県内では初確認の14年が2件、15年に1件、16年に5件、17年に3件の報告があった。死亡例はない。今年は5月下旬から6月上旬にかけて2件あった。いずれも、田辺保健所管内で、60代と70代の女性2人が感染したが、重い症状ではなかったという。

 国内では13年に初確認され、毎年60人前後の感染者が報告されている。17年は最多の90人だった。今年は6月3日現在27人。


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