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127人に強制不妊手術 和歌山県が手術台帳保管

 旧優生保護法(1948〜96年)の下、障害者に不妊手術が強制的に施されていた問題で、和歌山県は2日、関連資料として「優生手術台帳」(49〜85年)1冊が残っていたと発表した。台帳には、医師から手術の適否について審査申請があった193人の個人名が記載され、うち少なくとも127人に手術したことが示されているという。

 県は、厚生労働省から関連資料の保管状況について照会があったのを受けて調査し、その結果を公表した。

 県に残されている「優生手術台帳」によると、医師から「県優生保護審査会」に手術の適否の審査を申請したのが男性24人、女性157人、性別不明12人の計193人。

 医師が疾患遺伝防止のために手術が公益上必要と認めて審査を申請したのが179人、遺伝性以外の精神障害などにかかっている人で、保護者の同意を得て医師が審査会に申請したのが14人だった。

 その結果、手術の実施が適当と認められたのは165人で、不適当が2人。残り26人は記載がなく、適否が分からなかった。

 適当とされた人と不明の計191人のうち、127人は手術実施日の記載があるため、実施されたとみられる。うち、男性は12人、女性は109人で、性別不明は6人。年齢は20〜40代で女性は10代も8人いた。


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