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扇立祭に向け、檜扇蔵出し 熊野速玉大社

 和歌山県新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)は5日、「扇立祭(おうぎたてまつり)」(14日)に向けて、神前に立てる「檜扇(ひおうぎ)」の蔵出しをし、みこがほこりを丁寧に払った。

 扇立祭は神前に立てた檜扇に神が降臨し、無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を願う神事。

 熊野速玉大社によると、国宝となっている檜扇18握(あく)のうち11握を大社が所有。室町時代の作といい、ヒノキの薄い板の木目の美しさを生かし、彩色や金箔(きんぱく)、銀箔(ぎんぱく)によって花鳥風月を表現。一部を熊野神宝館で展示している。

 扇立祭で使う扇は1964年に模写をして実物よりも大きく作った。高さ1・5メートル、幅1・65メートルの扇1握を本殿に、高さ0・8メートル、幅1・3メートルの扇を各社殿に立てる。

 14日は午後5時半から檜扇を開帳。ミス扇コンテストや歌謡ショー、地酒の振る舞いなどを予定している。


写真【扇立祭に向けて蔵出しされた檜扇(5日、和歌山県新宮市の熊野速玉大社で)】

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