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龍神村で「もっと地元を知るツアー」 地域の素材再認識

 和歌山県田辺市龍神村で魅力と活力に富む地域づくりに取り組んでいる「龍の里づくり委員会」は9日、地域で活躍する人を訪ねて仕事の話を聞いたり、物作りの精神に触れたりする「もっと地元を知るツアー」を開いた。

 委員会は、市の「龍の里づくり事業」を進めるために今年4月に設立された。主に30〜40代の委員で構成する企画部員を対象に今回初めてツアーを実施。地元に居ながら意外と知らない龍神の「素材」を再認識し、今後の計画作りに生かし、地域の情報発信やおもてなしにつなげていくのが目的。

 参加者は事務局も含めて約30人。バスで移動しながら、山路紙の紙すき作業の見学からスタート。ソバ畑の見学やジー・ワークスの木工作業を訪れ、昼食を挟み龍神村森林組合で木材市、日本刀の鍛刀場を見た。

 鍛刀場では刀工、安達茂文さん(60)=殿原=が、日本刀1振(約1キロ)を作るためには砂鉄50〜60キロが要ること、工程は大きく分けて製鉄、鍛錬、焼き入れがあることなどを説明した。

 玉鋼を伸ばす作業や、刀身にある波のような模様を描く様子も披露した。参加者からは「年にどのくらい製作しているのか」などと質問が相次いだ。


写真【刀工の安達茂文さん(手前)から説明を聞く参加者=9日、和歌山県田辺市龍神村殿原で】

更新)