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くじらの博物館が舞台 映画完成を知事に報告

 和歌山県太地町の町立くじらの博物館を舞台にした映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」の藤原知之監督と出演者らが11日、県庁の仁坂吉伸知事を訪問し、完成を報告した。同館を盛り上げようと、飼育員や学芸員らが奮闘する「青春映画」で、10月に県内で先行公開される。仁坂知事は「大ヒットするように、和歌山挙げて応援します」と話した。

 訪問したのは、藤原監督と飼育員役の矢野聖人さん、武田梨奈さん、学芸員役の岡本玲さん、主題歌を歌い、映画にも出演する清水理子さん、プロデューサーの前田和紀さん。和歌山市出身の前田さんは昨年、同市を舞台にした「ちょき」も製作していて、今回はそれに次ぐ第2弾。「和歌山県3部作」を目指していて、いま御坊・日高を舞台にした映画も企画中という。

 前田さんのほか、岡本さん、清水さん、本人役で登場するモデルの本谷紗己さんも和歌山市出身。映画は昨年10月15日から約2週間、太地町を中心に、串本町や那智勝浦町、新宮市でも撮影し、地元で募ったエキストラ延べ約300人も参加した。

 矢野さんが演じる「クジラおたく」の飼育員を中心に、博物館を盛り上げるために、スタッフらが手作りイベントの成功を目指して奮闘する物語。反捕鯨活動の問題にも一部触れている。

 藤原監督は「さまざまな幸せの形を表した人間の物語。反捕鯨や捕鯨はテーマでなく、強いメッセージは出していないが、太地町でやるに当たって、無視するのも違うと思った。互いの考え方や文化を単に否定するのではなく、視野を広げれば変わるという含みも持たせている」と話した。


写真【仁坂吉伸和歌山県知事(前列右から2人目)を訪問する、太地町を舞台にした映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」の出演者ら(11日、和歌山県庁で)】

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