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勝浦温泉「越之湯」が火災 宿泊客にけがなし

 5日午後6時55分ごろ、和歌山県那智勝浦町湯川のホテル「南紀勝浦温泉 湯快リゾートプレミアム 越之湯」で出火したと、男性従業員から119番通報があった。地元だけでなく、近隣の消防署も駆け付け約13時間半後に消し止めたが、鉄筋一部木造の施設などが全焼し、裏山にも延焼した。324人が宿泊していたが、従業員25人も含め、けが人はいなかった。

 町消防本部や新宮署などによると、20代の女性宿泊客1人を体調不良で近くの病院へ搬送した。宿泊客らはほとんど浴衣姿のまま施設の外へ避難。ホテルは宿泊客らを近くのホテルに分散して宿泊できるよう手配した。当日はほぼ満室だった。

 7棟ある施設のうち、焼けたのはレストランやフロントがある建物と貸し切り風呂や客室がある施設北側の離れ。従業員からの通報内容は「2階の女子トイレから煙が出ている」。同署などは現場検証をして出火元などを調べている。

 越之湯は1933年創業。近衛文麿元首相や昭和天皇、作家の吉川英治や三島由紀夫ら各界の著名人が数多く宿泊した勝浦温泉を代表する宿泊施設の一つ。2005年に湯快リゾート(京都市)の経営となった。今月1日にリニューアルオープンしたばかりだった。


写真【消火活動にあたる消防署員ら=5日午後10時ごろ、和歌山県那智勝浦町湯川で】

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