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台風20号、紀南に猛威 河川氾濫、崩土、浸水被害

 台風20号は和歌山県に23日午後9時〜10時に最接近。この影響で、新宮市で熊野川が氾濫したほか、田辺市本宮町など各地で家屋の浸水被害や損壊、土砂崩れ、停電などの被害が相次いだ。自治体が被害状況の調査を進めている。

 県が24日午前7時にまとめた降り始めからの積算雨量は松根(古座川町)549ミリ、野中(田辺市中辺路町)540ミリ、大杉峠(同市下川上)527ミリ。

 気象庁による時間雨量では西川(古座川町)で23日午後10時17分までに89・5ミリの猛烈な雨を、龍神(田辺市)で同日午後10時58分までに77・5ミリ、本宮(同)でも同日午後10時29分までに72・5ミリの非常に激しい雨を記録。

 風も強く、和歌山市の友ケ島で23日午後11時2分に最大瞬間風速52・3メートルを観測。紀南では南紀白浜(南紀白浜空港)で同日午後7時4分に43・7メートル、串本町の潮岬で同日午後6時42分に34・5メートルをそれぞれ観測した。

 各地で土砂崩れも相次ぎ、田辺市本宮町内の国道168号や311号で通行止めとなったが復旧した。田辺市の上秋津と秋津川の県道などでも通行止めとなった。

 強風の影響で田辺市南新万では女性(50)が自宅の庭で転倒し顔面打撲などの軽傷。県内ではほかに有田市の50代の女性と美浜町の70代の女性が、それぞれ自宅玄関前で強風にあおられ転倒し、軽傷の見込み。

 田辺市本宮町の川湯温泉は床上浸水の被害に見舞われた。

 旅館「冨士屋」では道路からの水位が3メートル以上に。24日午前1時ごろから増水し、ロビーに土砂が流れ込んだ。従業員は「こんな水害は初めて」と嘆いた。


写真【浸水した旅館のロビー(24日午前9時ごろ、和歌山県田辺市本宮町川湯で)】

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