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名勝「三段壁」で大規模崩落 台風21号の高波原因か

 吉野熊野国立公園にある和歌山県白浜町の国指定名勝「三段壁」で、大規模な崩落が発生した。4日に最接近した台風21号の高波の影響とみられている。町では崩落は幅約20メートル、高さ約30メートル、奥行き約6メートルに及ぶとみている。転落防止柵が破損しており、7日現在、一部を立ち入り禁止にしている。

 通報を受けて、町職員と環境省の自然保護官らが確認した。展望台から先端部に向かう遊歩道の一部が崩落し、転落防止のために張られた金属製のチェーン柵も壊れた。近くにあったベンチなどもなくなった。崩れた複数の大岩は、海面から顔を出した状態で崖の真下に落下している。

 先端部には今までなかった岩が複数打ち上げられており、高波は町道からの進入路近くまで到達したと推測されている。

 被災後も連日多くの観光客が訪れている。町は「想像を絶する破壊力だった。観光面でのダメージが大きい。早急に転落防止柵を修理して立ち入り禁止区域の一部を解除したい」と話している。遊歩道に関しては今後、環境省などと協議して対策を検討したいという。


写真【壁面がえぐれるように崩落した三段壁。落下した大岩が海面に広がる(6日、和歌山県白浜町で)】

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