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クロマグロの漁獲枠増 那智勝浦町、「市場に活気」

 水産庁は大型の太平洋クロマグロ(重さ30キロ以上)の漁獲規制を見直し、和歌山県那智勝浦町に水揚げされている「はえ縄漁」を対象とする「近海かつお・まぐろ漁業」などの漁獲枠を当初より51・8トン増やすことを決めた。規制の影響で、5月から大型のクロマグロの水揚げができない状態となっていた同町は「市場に活気が戻る」と喜んでいる。

 同町には日本有数の生マグロの水揚げ量で知られる勝浦漁港があり、町が開設者となり、県漁連が「勝浦地方卸売市場」を運営している。

 この市場に水揚げされるマグロは、ほぼすべてがはえ縄漁で漁獲され、クロマグロは年間約50〜70トンが水揚げされている。しかし、この漁獲規制の影響で5月20日から水揚げがストップしていた。

 水産庁によると、太平洋クロマグロの資源回復を目的とした漁獲規制は、26カ国・地域でつくる「中西部太平洋まぐろ類委員会」が管理。小型魚(30キロ未満)と大型魚に分け、漁獲できる量を決めている。

 漁には、大臣が管理する沖合漁業(漁期1月1日〜12月31日)と、知事が管理する沿岸漁業(漁期7月1日〜来年3月31日)があり、沖合漁業での大型魚の漁獲枠は当初、大中型まき網漁業3063・2トン、はえ縄漁を含む近海かつお・まぐろ漁業などは167トンだった。

 今回の見直しでは、大型魚の大中型まき網漁業の漁獲枠は据え置き、近海かつお・まぐろ漁業などの枠を218・8トンに増やした。

 都道府県ごとに配分する沿岸漁業分についても、小型魚を1316・8トンから1548・02トンに、大型魚も732・7トンから1105・9トンに増やした。県への配分は、小型魚が1・3トン増の23・6トン、大型魚は8・3トン増の12・2トンになった。国の留保分を再配分するなどしたという。


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