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梅がアレルギー抑制の可能性 和歌山県立医大研究

 和歌山県立医大などの研究グループは25日、梅をよく食べる女性ほど花粉症やハウスダスト、食品などのアレルギー症状が抑制される可能性があることが分かったと発表した。梅に含まれる5物質が関連することを突き止め、マウスを使った実験でも効果が認められた。

 県立医大機能性医薬食品探索講座の宇都宮洋才准教授らが発表した。宇都宮准教授らは、梅の効能の言い伝えについて科学的、医学的な研究を進めている。これまで不妊予防効果や糖尿病予防、インフルエンザウイルス増殖抑制、肥満予防などの研究結果を発表している。

 今回は「梅を食べると花粉症にいい」「病院でも治らなかったペットのアレルギー疾患が、梅を混ぜた餌で改善した」などの情報について検証しようと、田辺市やみなべ町を中心とする紀南地方の成人689人を対象にアンケートを取った。

 その結果、アレルギー症状がある女性の割合は、毎日1粒以上食べる層が17・4%、1週間に3粒以上食べる層は26・9%、週2粒以下か食べない層は34・5%と、梅を多く食べる人ほどアレルギー症状が少ないことが分かった。服薬や年齢、他疾患など、梅の摂取以外の影響を統計学的に調整しても同様の結果となったという。男性についてはこの傾向が見られなかった。


写真【梅に抗アレルギー作用の可能性があると発表する和歌山県立医科大学などの研究グループ(25日、和歌山市で)】

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