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書類偽造で検査通過か 和歌山県、未完成工事に5500万円

 和歌山県が発注した有田振興局管内の漁港堤防関連工事2件で、工事がほとんど進んでいないにもかかわらず、完成したものとして県から県内の建設業者2社に工事費計約5500万円が支払われていたことが17日、分かった。振興局建設部の担当者が、書類内容を偽って、工事が完成したように見せ掛けていた疑いもあるとして、県監察査察課などが調べている。

 県発注工事は、完了後に県検査・技術支援課が現場などを検査し、問題がなければ県会計局から業者に工事費を支払う流れ。振興局職員は昨年度末、工事が終わっていないのに同課に検査を依頼した。その際に、完成したと思わせるような関連書類を作成して提出。検査を通過させた可能性があるという。

 この工事は2件とも同じ漁港の堤防関連工事で、県が2016年度に発注し、同年度に完成予定だったが、地元との調整が難航し、17年度に延期されていた。しかし、17年度末時点で、2件合わせて2割ほどしか進んでいなかったという。

 県は業者2社に未実施分の工事費を返還請求している。また、国から約6割の補助を受けていて、補助分を返還したいとしている。


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