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季節外れに新種の桜開花 台風で落葉のクマノザクラ

 秋が深まる中、和歌山県串本町田原の国道42号沿いで、クマノザクラがたくさんの花を咲かせている。紀南に連続して来襲した台風の影響とみられる。

 県自然環境室の岡田和久室長によると、サクラは8月ごろからつぼみをつけ、気候が暖かくなる春まで、花を咲かせないが、葉が落ちた時季に暖かいと、春と勘違いして花を咲かせてしまうという。

 毎年、県内各地でサクラの早咲きは見られるが、今年は台風による強風と塩害の影響で多くの葉が落ちたため、早咲きが目立っている。岡田室長は「今、花を咲かせている分、来年の花は少ないと思う」と話している。

 紀伊半島南部に分布するクマノザクラは今年7月、国内のサクラの野生種として約100年ぶりに新種と判明。ヤマザクラに比べて開花時期が3月上〜下旬と早く、花がピンク色で、葉が細長くて小さいなどの特徴がある。


写真【たくさんの花を咲かせているクマノザクラ(和歌山県串本町田原で)】

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