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列車から降りて逃げろ! 海外の高校生が津波避難体験

 海外の高校生約120人が30日、和歌山県新宮市内で、津波発生時に列車からの避難方法を学ぶ「鉄學(てつがく)」を体験した。国内外の高校生が集い、31日から始まる「『世界津波の日』2018 高校生サミットin和歌山」(県など主催)の関連事業。参加者は、巨大地震のために緊急停車したと想定した列車から降り、標高が高い場所まで駆け足で避難した。

 高校生サミットは将来の防災分野のリーダー育成を目的に、2016年から世界の高校生を招いて開いている。高知県、沖縄県に続き、今回で3回目。国内から135人、海外48カ国から250人の高校生が参加し、31日と11月1日、和歌山市内で開催する。

 鉄學は、列車に乗り、ジオパークなど地域資源について学習しながら津波発生時の避難方法も学ぶプログラム。和歌山大学の西川一弘准教授(39)が、JR西日本和歌山支社の協力で取り組んでいる。

 この日は、サミットに関連した「スタディーツアー」として開催。ジオパークについて学びながら走っていた列車が新宮市の海岸沿いにある熊野古道「高野坂」近くにさしかかった際、県沖を震源とするマグニチュード9・1の巨大地震が発生し、車両が緊急停車したと想定して取り組んだ。海外の高校生のほか、串本古座高校の生徒ら計約220人が参加した。

 午前11時前、特急「くろしお」が高野坂近くに停車。高校生らははしごを使って列車から降りるなどし、乗務員に誘導されながら、駆け足で約100メートル離れた海抜20メートルの避難場所へ向かった。


写真【停車した列車から降りて避難をする高校生ら(30日、和歌山県新宮市で)】

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