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海洋散骨、紀南沖で実施 遠方からも申し込み

 和歌山県紀南地方の沖で28日、田辺市内の葬祭業者による「海洋散骨」があった。地元をはじめ、関東や阪神からも参加があり、粉状にした8人の遺骨を太平洋に送った。

 樹木葬など多様な葬送ニーズへの対応を図る「セレモニーホールなかた」(田辺市上の山1丁目)が、海洋散骨を手掛けて10年で千件以上施行している「ブルーオーシャンセレモニー」(東京都)と今夏に業務提携し、初めての合同散骨を企画した。

 ホームページや新聞で広告したところ、神奈川県や兵庫県、田辺市の計4組7人(遺骨5柱)が遺族乗船プランに申し込み、有田市や白浜町などの3組(同3柱)が散骨を代行委託するプランに申し込んだ。

 海洋散骨の在り方を研究する「なかた」の中田真寛社長(44)によると、故人から「死んだら骨を海にまいてほしい」などの要望を聞いていたり、新婚旅行などで白浜温泉を訪れた故人の思いをくみ取ったりした依頼者が多いという。

 同日、船舶で紀南沖を訪れた遺族や「なかた」のスタッフが、火葬した後の粉末状の遺骨を船から散布した。

 中田社長によると、焼骨を海洋上に散布することに対して法的な規制はないが、節度をもって臨むことが大切という。マナーを守るよう呼び掛ける「日本海洋散骨協会」が策定したガイドラインに沿って実施しているという。


写真【和歌山県紀南地方の沖で粉末状にした遺骨を花びらと一緒に海にまく関係者】

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