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歴史資料をネットで公開 和歌山県立文書館

 和歌山県立文書館(和歌山市)は、明治、大正期の紀南地方の写真、明治初期の熊野の風習や生活を描いた文書など、貴重な県内の歴史資料を気軽に利用できるよう、ウェブサイト「和歌山県歴史資料アーカイブ」を開設した。同館の駒野裕佳次長は「和歌山の歴史に気軽に触れてもらえる機会になればうれしい」と話している。

 同館では県に関する古文書や写真などの収集、保存、整理をしてきたが、閲覧や利用のためには来館する必要があった。そこで今回、一部をデジタル化し、ネット上に公開。自由に閲覧やダウンロード、印刷ができるようにした。また、原本が傷みやすいものについては、利用を制限してきたといい、これらについても閲覧などを可能にした。

 サイトは県立文書館ホームページから入ることができる。「古文書」「行政刊行物等」「写真・絵図」に分類しており、計218画像を掲載している。

 例えば、県が条例や規則などの情報を知らせる「県報」は創刊の1900(明治33)年4月から、県の広報紙「県民の友」は創刊の47(昭和22)年9月から、いずれも翌年12月までの分を公開。この時期の「県民の友」では、大きな制度改革を受けた、県の社会状況がうかがえるという。

 白浜町の紀州博物館の玉田伝一郎学芸員が所蔵者の承諾を得てデジタル化して収集した「玉田コレクション」のうち、田辺市や西牟婁郡の風景を写した絵ハガキ(溝端佳則氏所蔵)の一部も公開している。


写真【「和歌山県歴史資料アーカイブ」の画面】

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