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本番に向け毎夜練習 串本町大島の櫂伝馬競漕

 和歌山県串本町大島で2月8、9日に営まれる水門(みなと)神社の例祭「水門祭」に向け、地元の青年らでつくる「大同会」の会員らが毎夜、大島港で櫂伝馬競漕(かいてんまきょうそう)の練習をしている。雨の日などを除いて祭りの前まで続く。

 櫂伝馬は鳳(おおとり)と隼(はやぶさ)の2隻あり、本宮の9日に「渡御の儀」でご神体を乗せた当船を護衛しながら苗我島まで向かう。帰港後、櫂伝馬が大島港から串本港付近までの往復約3・6キロ間で速さを競い、行事の中で最も盛り上がる。

 櫂伝馬1隻には、かじ取りをする艫櫂持(ともがいもち)1人、こぎ手12人、声を掛けたり音頭を取ったりする伝馬幹事3人の計16人が乗り込む。地元の若者が減っていることから、近年は航空自衛隊串本分屯基地(串本町須江)の隊員たちがこぎ手として協力していて、今年は12人が参加する。

 練習初日の26日は午後7時ごろ、大同会の会員や自衛隊員が港に集合。冷たい風が吹く中、櫂伝馬に乗り込み、船に櫂を取り付けた後、息を合わせてこぎ出した。

 初めて艫櫂持を務める福永晃太さん(22)は「重要な役割なので本番が楽しみ。できればぶっちぎって勝ちたい」と話した。


写真【港から櫂伝馬をこぎ出す青年ら(和歌山県串本町大島で)】

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