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命の尊さ分かって タレントの小西博之さん講演

 和歌山県田辺市出身の俳優小西博之さん(59)による講演会が25日、同市中三栖の衣笠中学校であった。末期がんで経験したことを振り返り「どんなことがあっても生きて」と命の尊さを呼び掛けた。

 小西さんは14年前に末期の腎臓がんを経験、以来、全国で命の大切さを訴える講演をしている。この日全校生徒(209人)と近くの三栖小学校5、6年生、保護者計約350人が聴いた。

 活動のきっかけとして、入院中一緒だった男子高校生を亡くした体験に触れた。「病棟では他にも毎日子どもが死んでいった。気付いたことは、生きていることの大切さを、普段から大人が子どもに教えているかということ」と語った。

 子どもを取り巻く環境にも言及し、不登校については「学校本位の名付け方で、学校が一番大切なものではない」と強調。「ご飯を食べて、ただ生きているということだけできれば100点」とした。「何があっても自分で死ぬな。失敗しても、生きていればなんとかなる。おっちゃんと約束してほしい」と児童生徒にエールを送った。小西さんがプロデュースした曲「いのちのうた」を手話で披露した。


写真【がんの手術跡を生徒たちに見せる小西博之さん(25日、和歌山県田辺市中三栖で)】

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