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パンダ繁殖「世界のお手本」 白浜で研究シンポ

 和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドは9日、町内のホテルで「ジャイアントパンダ日中共同繁殖研究シンポジウム」を開いた。中国・四川省の成都市にあるパンダ繁育研究基地の代表者らが出席。施設との協力関係の成果や、パンダを野生へ戻す取り組みなどを紹介した。

 同基地代表の張志和氏は講演で、アドベンチャーワールドとの関係について、繁殖に成功している点などを挙げて「世界的に見てもお手本といえる」と説明。「文化的な背景が異なり、社会体制も違うが、ずっと協力し続けてきたし、当事者同士の交流も進んだ」と高く評価した。

 基地で誕生したパンダの野生回帰に力を入れている現状も紹介。生息に適したエリアに「復帰センター」があり、今後も拡大していく予定があることも話した。

 その後の座談会で張氏は、パンダの繁殖に向けた雌雄の相性に関する質問に関連し「中国政府の方針というのもあるが、日中両国の関係は改善、強化されてきている」と言及。施設で暮らす雄「永明(えいめい)」が26歳とパンダとしては高齢であることから、同じく施設で暮らす雌の「良浜(らうひん)」の今後の相手について「よいマッチングができると思う」と述べる場面もあった。

 このシンポジウムは、アドベンチャーワールドの開園40周年にちなむ事業として企画した。会場には約270人が集まった。


写真【座談会に登壇した成都ジャイアントパンダ繁育研究基地の張志和氏(中央)やアドベンチャーワールドの今津孝二園長(左から2人目)ら=和歌山県白浜町で】

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