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田辺工業 芽生えたエースの自覚
 田辺工業のエース中尾大祐(17)は、串本古座との2回戦(初戦)で7安打を許すも完封した。監督の稲垣友輔(36)は「優しい性格だが、エースとしての自覚が出てきた。どんな相手にも自分の力が出せるようになった」と期待する。

 変則的な上手投げから右打者のインコースをつくピッチングが持ち味。中学生時代に右肘を痛めて手術をし、球が遅くても打ち捕るピッチングを覚えた。

 「ゲームをつくり、チームに流れを呼ぶのがエース。おととしの大会のベスト4を超えたい」。春の大会では肘の痛みであまり投げられなかったが、今夏に向けて準備してきた。

 迎えた星林との3回戦、中尾は1回から相手打線につかまる。6回まで被安打11、自責点は5。「相手にのみ込まれてしまい、制球が定まらなかった。甘い球を見逃してくれなかった」。7回から遊撃の竹内にマウンドを託した。

 攻撃では、2―8で迎えた6回、打線のつながりで5点を入れ、一気に1点差に詰め寄る。7回に2点差に広げられたものの、その裏に楠本の二塁打などで追い上げ逆転。10―9で勝利した。

 「継投の竹内が踏ん張ってくれた。後半はチームの雰囲気が良く、楠本が打って勝てると思った」と仲間に感謝した。

 「打たせても後ろが守ってくれる。次もチーム一丸となって戦う」。ベスト8に進み、目標のベスト4超えを見据える。(敬称略)


【力投するエースの中尾大祐(22日、和歌山市の紀三井寺球場で)】

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