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【新翔】 攻守で引っ張る主将
 捕手の桑原翔輝(18)は主将で4番。監督の堀木雅之(40)は「明るく元気で、勝ちたいという気持ちが強い。攻守の要としてプレーでチームを引っ張っている」と信頼を置く。

 1年生から夏の大会に出場。おととしは初戦を逆転勝ちし、2勝を収めた。昨年はサヨナラ負けで初戦敗退だった。今年は先輩たちを越える3勝を目指している。

 試合は先発谷口の制球が安定せず、野手のエラーも絡んで再三ピンチを招く。桑原はそのたびにマウンドに駆け寄り「いい球が投げられている」と励ました。

 1回に1点を先制され、4回まで毎回得点を許す展開。桑原が1、2打席とも得点打を放つ活躍を見せたが、点差は広がった。

 3回途中、満塁のピンチで1年生投手の宮本がマウンドに上がった。桑原は「緊張しなくて大丈夫」と声を掛けた。いつもは劣勢になると落ち込んでしまうベンチだが、今日はいつも以上に声が出て盛り上がっていた。桑原は巻き返せると思った。

 宮本がテンポ良い投球で相手打線を抑えると、打線も火が付いた。5回、新翔は同点に追い付いた。盛り上がる応援席では、桑原の父武志(44)が「必ず勝ってほしい」、兄で野球部OBの優輝(24)が「いい流れが来た。このまま逆転して」とエールを送った。

 7回2死一、二塁の好機に、1年生の和田が左前打を放ち、相手の悪送球で勝ち越し。そのまま逃げ切り、初戦を突破した。桑原は「今回は先制点を取られて追い掛ける苦しい流れだったので、次の試合は先制点を取って逃げ切りたい」と気を引き締めた。 (敬称略)


写真【初戦を勝ち宮本直人(左)と喜び合う桑原翔輝=11日、紀三井寺球場で】

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