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「銀河」の中で和歌山の魅力を 9月から運行の観光特急紀南コース、おもてなしも充実

観光特急列車「銀河」運行をアピールするJR西日本の社員(19日、和歌山県庁で)
観光特急列車「銀河」運行をアピールするJR西日本の社員(19日、和歌山県庁で)
 JR西日本は19日、9月から紀南コース(京都―新宮駅間)を運行する観光特急列車「WEST EXPRESS(ウエスト エクスプレス)銀河」の詳細を発表した。車内での「おもてなし」を充実させ、銀河の中で和歌山の魅力を感じられるようにするという。

 銀河の紀南コース運行は3年目。9月1日から来年3月3日まで上下36本ずつ運行する。

 京都発は夜行、新宮発は昼行。京都発では、串本駅で橋杭岩の景観を観賞できるほか、新宮駅から熊野速玉大社へのツアーにも参加できる。車内でも、熊野曼荼羅(まんだら)の絵解きやジオパークの解説などの催しがある。

 新宮発では、車内販売を実施。紀南の事業者と協力して作った紀州材ヒノキを使用したまな板やキーホルダー、シカ革のキーホルダーのほか、地酒やジャバラウオーターなどを販売する。また、じゃんけん大会やマスコットキャラクターによる地域の魅力PRなどがある。

■短距離利用も可能

 上下とも3月に開業した大阪駅(うめきたエリア)に停車するほか、新宮発は白浜、紀伊田辺、御坊など乗降可能な停車駅を増やし、短距離での利用も可能になった。

 また、気軽に購入できるよう、販売方法を見直す。過去2回は、旅行会社がホテル利用とセットした旅行商品などとして販売するのが主だったが、今回は定期運行の特急と同様、全国の「みどりの窓口」や券売機、JR西日本のネット予約サービスでの販売を中心とする。購入できるのは乗車の1カ月前から。

 指定席とグリーン席、グリーン個室があり、指定席、グリーン席の運賃や特急料金は、同路線を定期運行する特急「くろしお」と同額。グリーン個室の利用は追加料金が必要となる。

 記者会見したJR西日本和歌山営業部の西岡正博部長は「ぜひ銀河に乗って、和歌山の魅力を感じていただきたい」と話した。

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