台風で木塀壊れる 和歌山の世界遺産・熊野速玉大社、社殿や参道に被害なし
和歌山県串本町潮岬付近に上陸した台風7号の影響で、世界遺産に登録されている新宮市の熊野速玉大社(上野顯宮司)では、敷地を囲っている木製の塀の一部が壊れた。和歌山地方気象台によると、同市では14日夜に8月としては観測史上1位の最大瞬間風速が記録されており、強風によって倒されたとみられる。
速玉大社によると、塀が壊れたのは、大鳥居手前の下馬橋の横。石垣の上に高さ約1・2メートルの塀を設けているが、15日朝、被害の状況を見回っていた上野宮司が幅約3メートルにわたって、この塀が道路側に倒れていたのを見つけたという。
その後、壊れた塀は撤去し、残った部分をロープを張って補強するなどの対応をした。
権禰宜(ごんねぎ)の西村圭市さん(40)は「文化財の関係もあるので、市教育委員会と相談しながら塀の復旧作業を進めたい」と話していた。
和歌山地方気象台によると、今回の台風で県内の最大瞬間風速は潮岬で14日午後1時21分に観測された33・5メートルだった。
新宮市では14日午後11時41分に最大瞬間風速31・5メートル、15日午前2時16分に10分間平均の値である最大風速で18・7メートルを記録しており、ともに8月の1位を更新したという。
速玉大社によると、塀が壊れたのは、大鳥居手前の下馬橋の横。石垣の上に高さ約1・2メートルの塀を設けているが、15日朝、被害の状況を見回っていた上野宮司が幅約3メートルにわたって、この塀が道路側に倒れていたのを見つけたという。
その後、壊れた塀は撤去し、残った部分をロープを張って補強するなどの対応をした。
権禰宜(ごんねぎ)の西村圭市さん(40)は「文化財の関係もあるので、市教育委員会と相談しながら塀の復旧作業を進めたい」と話していた。
和歌山地方気象台によると、今回の台風で県内の最大瞬間風速は潮岬で14日午後1時21分に観測された33・5メートルだった。
新宮市では14日午後11時41分に最大瞬間風速31・5メートル、15日午前2時16分に10分間平均の値である最大風速で18・7メートルを記録しており、ともに8月の1位を更新したという。