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【動画】初詣客、前年上回る社寺多く コロナ5類移行後初の正月で和歌山

 和歌山県紀南地方の神社仏閣は1~3日、初詣客でにぎわった。新型コロナウイルス感染症が5類に移行して初めて迎えた正月で、前年を上回る人出となった社寺が多かった。(人数は各所が発表した概数)

 田辺市本宮町の熊野本宮大社では元日16万人、2日17万人、3日7万人と計40万人が訪れた。前年と比べて2万人の増加で、九鬼家隆宮司は「コロナが落ち着いてきたことや天候に恵まれたことがあったのではないか。全国各地から訪れ、コロナ前に近い参詣者になった」と話した。

 田辺市東陽の闘雞神社は元日が2万8千人、2日は1万人、3日が3千人の計4万1千人で、前年と比べると2千人減少した。

 上富田町生馬の救馬渓観音には元日と2日がそれぞれ3万人、3日が2万人の計8万人が訪れ、前年と比べて1万人の増。森本晄正副住職は「コロナが落ち着いてきた影響もあって増えたのではないか」とみている。

 那智勝浦町の熊野那智大社は元日4万5千人、2日2万8千人、3日1万人の計8万3千人。前年を1万8千人上回った。那智大社は「特に1日の初詣客が多かった」という。

 新宮市の熊野速玉大社には3日間で計19万人が訪れ、昨年の18万人を上回った。

世界遺産である熊野速玉大社の摂社・神倉神社から初日の出を見る参拝者(1日午前7時2分、和歌山県新宮市で)
世界遺産である熊野速玉大社の摂社・神倉神社から初日の出を見る参拝者(1日午前7時2分、和歌山県新宮市で)
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