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能登地震でイルカ避難 被災した「のとじま水族館」から和歌山・南紀白浜へ

一時避難しているカマイルカ(和歌山県白浜町で)=アドベンチャーワールド提供
一時避難しているカマイルカ(和歌山県白浜町で)=アドベンチャーワールド提供
 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は、能登半島地震で被災した石川県七尾市の「のとじま臨海公園水族館」で飼育されていたカマイルカ5頭(全て雄)を一時避難先として受け入れている。

 日本動物園水族館協会の要請を受け、水族館が飼育していた12頭のうち5頭を1日から受け入れている。

 アドベンチャーワールドによると、5頭のうち1頭が5日朝に死んだ。推定28歳。受け入れ前から食欲不振が見られ、高齢ということもあり、水族館と情報共有しながら注意深く健康管理を続けていた。4日の血液検査で腎臓と肝臓の数値の悪化を確認し、点滴などの処置をしていた。

 のとじま臨海公園水族館では2日現在も断水が続いており、ゴマフアザラシ、コツメカワウソなど9種61匹を県内外の施設に一時避難させている。

 アドベンチャーワールドは、園内9カ所に水族館の復旧、復興に充てるための募金箱を設置している。
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