和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

1週間で226人の陰性確認 新型コロナで和歌山県

 和歌山県湯浅町の済生会有田病院を中心に、県内で12人の感染が確認された新型コロナウイルスについて県は20日、2日続けて県内で新たな感染者が発生していないと発表した。県は、感染者と接触の可能性がある人や原因不明の肺炎患者らの検査を続けている。県内初の感染が判明した13日から1週間で、238人を検査し、12人を除く226人の陰性を確認している。

 済生会有田病院関係では、13日以降に医師や入院患者、家族ら計10人の感染が確認されている。県は病院を早く通常状態に戻すため、感染者が接触したと考えられる全員の陰性を確認しようと検査を急いでいる。

 病院職員や入院患者、出入り業者ら全員の献体の採取が20日までに完了。和歌山市と大阪府の協力も得て検査し、24日ごろに終了する見込み。

 仁坂吉伸知事は20日の記者会見で「検査は最終局面に来ている。感染が広がっているという恐れはないのではないかと、今のところ思っている。このまま陰性確認が続けば(一定期間をおいた後に)『大丈夫宣言』ができるのではないか」と述べた。

 感染が確認されている12人のうち、50代男性外科医の妻(50代)も回復。これまでに合わせて3人が退院した。

 また、病院がある湯浅町に、県内の複数の企業から、マスクや消毒液、空気清浄機の寄付などの支援があるといい、仁坂知事は「感謝を申し上げたい」と話した。
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