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(492)日本最大の移動水族館 その1

 移動水族館でマンボウを展示したいというわたしの夢がついに実現した。4月22日から岡山市内の床面積千坪(3300平方メートル)という大展示場で開催されている「青い海の水族園」で、本欄で何回もご紹介しているマンボウが元気に泳いでいるのだ。

 エビとカニの水族館の社会教育事業の一つである移動水族館と言えば、夏休みにデパートの催事場など200坪(660平方メートル)前後の会場を使うものが多いが、今回は初の試みとして、普段見本市や展示会等に利用されている巨大な展示場を使うことになった。展示水槽やプールもそれにふさわしいものをすべて新調した。

 これまでの移動水族館とは一線を画すため、マンボウ用の直径12メートル、深さ2メートル、水量200トンのプールを筆頭に、直径8メートルのドーナツ型プールや直径5メートルの浅いプールを5基などサイズもけた違いに大きい。何しろ海水だけで10トン車が2日間かけて24往復もしたのだから、その規模の大きさがお分かりいただけよう。

 また、展示生物もマンボウだけでなく、ミナミアフリカオットセイやペンギン、兵庫県の養殖池からわたしたち自ら取り上げて運んできた体長1・8メートルのチョウザメ、2メートルの危険なレモンシャーク、全長1メートルのインドシナオオスッポン、小笠原の母島から運んだ体重100キロのアオウミガメなど大物をそろえた。

 幸い、幕を開けてみると評判は上々で、メディア各社がそろって取り上げてくれ、入館者数もうなぎ上りだ。特にマンボウは、側面に透明な窓がとれない仮設プール故の苦肉の策として上縁に設けた通路から見下ろす方式がかえって新鮮だったようで、わたしの解説付き!の餌の時間ともなると立錐(りっすい)の余地もなくなるほど。

 しかし、ここまでやってしまうと、次の企画はよほど斬新なものでないとビックリしてくれないだろうな。

 (すさみ町立エビとカニの水族館長)

写真大型プールが並ぶ日本最大の移動水族館(岡山市で)

更新)