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(709)にっぽん丸串本寄港

 「せっかく串本に入港するんだったらオプショナルツアーにエビとカニの水族館見学を入れてよ」「イノブータンランドでお弁当を食べてから熊野古道を歩くツアーは計画してるんですけどね」「お弁当はすさみで手配してるの?」「いや、白浜の業者さんだって聞いてますけど」「エーッ、すさみで食べるお弁当が地元のじゃないの。僕に言ってくれればイノブタとかすさみの名物を使ったスペシャル弁当?を手配するのに」

 4月21日、私が毎年講師として乗船している商船三井客船のにっぽん丸が串本港に寄港する。先日の小笠原クルーズの途次、船内でツアーディレクターのFさんと雑談していた時に、ふと思いついて聞いてみたら、わが地元すさみがせっかくのチャンスを逃していることを知ってちょっとがっかりした。すさみへ来てくれるのはうれしいが、せっかくならすさみ自慢の食材も紹介したいではないか。

 客船の乗客はリタイアした中高年で旅慣れた人が多く、ありきたりのツアーでは満足してもらえない。そこでツアーディレクターは自分の足で寄港先を見て回り、実際にツアーとして催行できるものがあるかどうか吟味するのだが、たまたま彼がエビとカニの水族館を訪ねてくれた時に私が留守をしていた(アポなしだった!)ので、すさみを売り込み損なった責任の一端は私にもあるようだ。

 しかし、例えツアーの参加者が数十人にすぎなかったにしろ、クルーズのお客さまは口コミなどの宣伝効果が高い。また、評判が良ければ2度、3度と、あるいは他の客船でも取り上げてくれるかもしれない。残念ながら大きな港がないのですさみに寄港してもらうわけにはいかないが、絶好の機会を逃さないために、熊野古道ツアーのお客さまだけでもおもてなししたいものだ。

 「とりあえずツアーが出発する前に串本へ着くように行くよ」。すさみのパンフレットだけでも配ろうっと。

 (エビとカニの水族館館長)

写真小笠原父島二見港に停泊するにっぽん丸

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