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(711)カルガモ

 朝6時。三毛猫のみかんとラブラドル犬の北斗にモーニングコールならぬモーニングパンチを食らい、眠い目をこすりつつ起きだして犬の散歩に出掛けると、わが家に沿って流れる江須ノ川に2羽のカルガモが浮かんでいた。

 先月来、時々飛来しては目を楽しませてくれるペアで、近所の人の話では4羽来る日もあったらしい。北斗が興味を示して立ち止まり、川岸からじっと見つめても、一応気にはしているようだが逃げるそぶりは見せず、流れの緩やかな所を悠々と泳いでいる。

 カルガモは雄雌共に褐色の羽毛を持った小型のマガモの仲間。わが国では年中見られる、いわゆる留鳥の一種だ。毎年、東京の大手町にある三井物産本店の人工池から皇居のお堀へ引っ越す親子がメディアで取り上げられて一躍有名になったが、10羽前後のひなを従えて自動車などものともせず、ヨチヨチと道路を横断する姿にキュンとなった人も多かろう。

 ものの本によると、カルガモの親子はふ化直前のひなが卵の中にいる時から鳴き声でコミュニケーションを取っているそうで、ひなが母鳥を間違えることは絶対にないのだとか。また、ひな同士も鳴き声でお互いを認識しているらしい。

 雑食性のカルガモにとって、水生植物が生い茂り、テナガエビやカワムツ、モロコなどの淡水魚が泳ぐ江須ノ川はまさに天国。時折近くの電柱に巣作りをしているハシボソガラスにガンを飛ばされるのが心配だが、今のところトラブルには至っていない。

 ちなみに、子どものころは狩猟好きの知り合いからよく青首と呼ばれる獲物のマガモをもらい、熱湯に漬けてから羽をむしるのは私の役目だった。カルガモも狩猟鳥の一つだが、まあ江須ノ川にいる限りは安全でしょう。 (エビとカニの水族館館長)

写真江須ノ川に飛来したカルガモのペア(和歌山県すさみ町江住で)

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