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(712)バヌアツからの便り

 「サイクロン直後は茶色一色のバヌアツでしたが、今は再びグリーンが戻り、海もきれいになりました。村人も簡易的でも家を建て直し、順調に復興が進んでいます。被害の大きかったタンナ島に関しては引き続き支援が必要です。よろしくお願いします」

 去る3月13日夜、南太平洋に浮かぶ島国バヌアツ共和国を巨大サイクロン「パム」が襲った。甚大な被害をもたらし、現地在住の私の友人から日本からの支援を求めるメールが届いたことは先日の本欄でお伝えしたが、このほどその第2弾が届いた。添付された画像には、机が吹き飛んだ学校の教室や臨時のポンプから給水をしている光景とともに、再建中の家の屋根で遊ぶ子どもたちの屈託のない笑顔の写真があり、ちょっとホッとしたが、依然援助を必要としていることには変わりはない。

 私の一番のお気に入りスポット、首都ポートビラの中心部にあるマーケットでは、一時品物がなくて開店休業状態だったのが、野菜などの生鮮食品も戻りつつあるとか。ここは遠くの村々から商品を抱えてやって来た人々が、マーケット内でごろ寝しながら売り尽くすまで帰らないこともあるというお国柄だが、そんな平和な日常が一刻も早く以前のように当たり前の光景になるのが待たれる。

 現地からの情報によると、ユニセフが中心となった被災した8万人以上の子どもたちへの支援も行われているそうだが、観光や食肉の輸入等で関係の深い日本の支援が期待されていることは言うまでもあるまい。

 そんなおりもおり、匿名でバヌアツに送ってくださいと私のもとへ現金が届いた。消印が田辺なのと「ふるさとエッセイ」のタイトルの切り抜きが封緘(ふうかん)代わりに貼ってあったから、きっと愛読してくださっている方なのだろう。ある程度まとまったら現地窓口へ送金する予定だが、とりあえずこの場を借りて御礼申し上げる。

 (エビとカニの水族館館長)

写真再建中の家の屋根で遊ぶ地元の子どもたち(バヌアツ共和国のエファテ島で)

更新)