AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

(726)再びさかなクンと

 「森せんせーい!お久しぶりですう!」

 先日、わがエビとカニの水族館の夏の最重要行事である移動水族館の共催イベントとして、岡山市と広島県福山市で約1500人を集めてさかなクンのトークショーを行い、久しぶりに緊張感のある丁々発止の魚談議を楽しんだ。彼と私のトークショーは最初の呼び込みと最後のシメだけを私が担当することだけ打ち合わせておいて、あとは全てアドリブという台本無しの一発勝負。どんな魚の話題が飛び出すか分からないから気が抜けない。

 それにしてもさかなクンの人気はいまだ衰えを知らない。表裏のない彼のキャラクターに、たとえ小さな子どもでも手を抜かないサイン、丁寧な応対。どれをとっても親しみが持てる上に、これが豊富な知識で裏打ちされているのだから、誰もまねのできないのは当然だ。

 「森せんせーい! この塩焼き、なんとキュウセンですよぉ。空揚げはテンジクダイですねェ。こんなお弁当初めてですぅ」

 2回目のショーの合間に主催者が用意してくれた仕出し弁当が秀逸だった。さかなクンが食べる…と事前に伝えてあったせいか、魚中心の献立だったのは当然としても、メーンの尾頭付きの塩焼きはなんとベラの仲間のキュウセン。身が白身で柔らかいので普通は煮つけにされることが多いが、まさかお弁当に入っているとは思わなかった。また、耳石が歯に障るので頭を取ったテンジクダイの空揚げも骨ごと食べられてうまい。調理してくれた板前さんもこれだけ喜ばれたら本望だろう。

 残念ながら9月13日に予定している新しいエビとカニの水族館のオープニングセレモニーにはスケジュールが合わず、欠席となったが、いつか水族館で2人のトークショーを開きたいものだ。

 (エビとカニの水族館館長)

写真【さかなクンに描いてもらったおそろいのジャケットを着て記念撮影(広島県福山市で)】

更新)