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(735)巡回水族館再び

 「水族館を出前します! 巡回水族館」と大書されたのぼりがはためく…。まあ、屋内だからはためかないが、とにかく新調したのぼりがひときわ目立つわがエビとカニの水族館自慢の巡回水族館。

 夏休みの移動水族館やら新館引っ越しやらで一時受け付けを中断していたが、オープンに伴う異常な来館者増も一段落し、水族館にとっては一番お客さまが少なくなる11月に入ったので、本格的に再開したのだ。

 皮切りは上富田町の朝来小学校で、文化祭の一環として招聘(しょうへい)されたもの。ヒトデやウニ、ナマコなどおなじみのタッチングプールに、カブトガニやセミエビ、ヤドカリなどのタッチ、1歳のアオウミガメ・タッチ、そして2メートルのプールで泳ぐ甲長70センチのアオウミガメなど、基本的な構成は昨年と同じだが、今年は触れられる生き物の種類を増やしてみた。

 「海の中で暮らす生き物なんだから、水から出さずに優しく触ってね!」

 少々のことなら手に持って水から上げてもそれほど影響はないのだが、400人近い児童とその保護者が触るとなると、可能な限り生物に影響を及ぼさないよう配慮してやらなくてはならぬ。興味津々でプールから離れない子、恐る恐る水に手を入れてすぐ引っ込める子、全く触れず、ただ見ているだけの子。幸い心優しい児童たちばかりでよくルールを守ってくれたばかりか、最後は全校児童が拍手で送ってくれて面はゆい思いをした。

 ちなみに、本年度以降の巡回水族館は既に本紙でも報じられた通り日本財団の助成が終了したため、無料を継続する支援学校などを除いて、学校関係からは不本意ながら3万円(交通費は実費)を頂いている。月1回の海洋ジュニアレンジャー(既報)活動と併せてますます忙しくなりそうだが、楽しみに待っていてくれる子どもたちがいる限り、どこでも行くぞーっ!

 (エビとカニの水族館館長)

写真【巡回水族館でにぎわう朝来小学校(和歌山県上富田町朝来で)】

更新)