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(736)マル

 「子ニャンコが迷い込んできました。どうしよう?」

 女房からのメールに添付された写メを見て諦めた。これ以上わが家にネコを増やしてどうすんの!と強い口調でダメ出しをするつもりだったのだが、ナントも小さくて、手を差し伸べなくてはいられない…というオーラがまとわりついているではないか。

 という訳で、ラブラドル犬の北斗とロン毛の三毛猫みかんを筆頭にハク、ハッチ、サスケの猫軍団?に、新たに生後1カ月ほどの雄のキジ猫「マル」が加わった。

 女房の話によると、庭に面したガラス戸のそばで、植えてあるアロエの葉に隠れるようにミャアミャアと鳴いていたのだそうで、よせばいいのにミルクを与えたのが運の尽き。大きな丸い目と整った顔が未来のイケメン猫を予感させ、どうしましょうとは言いながら、私が帰宅したらほぼ飼う体制が整えられていたのだ。

 「ウチのネコ共が外へ遊びに行った時にマルを見つけて、『ウチに来たらお人よしの夫婦がいて拾ってくれるぞ』と誘ったんじゃないか」「そうでなきゃこんな小さな子ネコが1匹で裏口まで来るわけないわよね」

 わが家のネコは全て由緒正しい?捨て猫で、北斗も含めて仲良くすることが義務付けられている。幸い、最初は「しゃあーっ!」と声を上げて威嚇していたサスケもハッチもマルの物おじしないアプローチに尻込みし、受け入れてくれるようになった。中でも事故?で左足を失ったハッチはサスケを育てた時と同様、じゃれついてくるマルの相手をし、丹念に毛をなめ、遊びの度が過ぎるとかみついてやめさせるなど、いいしつけをしてくれている。

 よく食べ、よく遊び、毎日のびのびと過ごしているマルにとって、時たまみかんに叱られることはあってもわが家は居心地のいい家に違いない。

 (エビとカニの水族館館長)

写真【筆者の膝の上で気持ちよさそうに眠るマル(和歌山県すさみ町江住で)】

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