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(764)「泳ぐカメ」展

 「移動水族館のノウハウで設営に協力してもらえませんかねえ」

 7月16日から8月いっぱいの予定で始まる県立自然博物館の特別展「泳ぐカメ」展。日頃から生物交換や巡回水族館の共催などで親交がある縁で、その会場の造作工事と水槽の設置を請け負うことになった。と言っても私たちは施工業者ではないから自ら作業をするわけではなく、毎年全国各地で開催している移動水族館で協力してもらっている業者やメーカーに声をかけて、その縮小版?を作ることになったのだ。

 一口に水族館の造作と言っても夏休みが終われば取り壊さなければならないのだから、あくまでも仮設物。費用と見栄えをてんびんにかけ、お客さまにはあくまでも恒久施設らしく?、内容も充実させなければならぬ。クライアントである自然博物館の担当者とは何度も打ち合わせを重ね、意向に沿った、いや期待以上のモノを作ろうとデザインを練ってきたのだ。

 実は水槽のバックに張ってある水中の岩の写真を印刷したスクリーンのいくつかは私がニューカレドニアに出張で出向いた時、いつも訪ねるペットショップで買い占めてきたフランス製で、おそらく日本でコレを使っている所はエビとカニの水族館以外にはないはず。陸ガメや淡水ガメの水槽にはうってつけのバックスクリーンだったので、特別に提供した。また、ウミガメの入手や貸し出し、写真の提供などに関してもいい協力ができたと思っている。

 もちろん担当者からは感謝されたが、夏休みに入れば移動水族館用にサメを借り、移動水族館が終われば展示の終わったエビとカニ以外の生物を引き取ってもらうなど、今度は私たちが感謝する番だ。

 県立自然博物館とエビとカニの水族館は、和歌山県内の文化施設としてこれからも特別な関係?であり続けるだろう。

 (エビとカニの水族館館長)

写真【準備中の展示会場(海南市船尾で) 】

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