AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

(771)大誤算

 「どうしてこんなにお客さんが少ないの?」「駐車場もまだ空きがあるよ」

 この夏のエビとカニの水族館は、連日押すな押すなのお客さまであふれ、スタッフがてんてこ舞いをする…はずだった。昨年のオープン直後はともかく、秋と春の入館者数を見れば当然期待してしまう。ところがどうだろう。これが大誤算だった!

 今年、長野、福山、広島、松山の順に4カ所で開催した移動水族館だって、水槽数は半分ちょいしかなく、入館料もほぼ同じかやや高いのに、わずか3週間で4万〜5万人を集めた。かつては岡山のデパートで開催した移動水族館で最高1日8千人、3週間で13万人という新記録をつくったこともあるというのに、本家?のエビとカニの水族館は土日でさえ500人弱。平日に至っては100人台というから情けない。

 「すさみは夏休みになると観光客であふれる一般的な観光地じゃないんだね」「すさみを目的に来るんじゃなくて、あくまでも立ち寄り地なんだ」

 正直言って昨年エビとカニの水族館が移転して規模が倍増したということがまだ周知徹底されておらず、ナビを頼りに来たら童謡公園の旧館の方へ来てしまったけどどうしたらいいですか?という電話も後を絶たない。また、道の駅の敷地内にあるのだから無料だろうと来てみたら有料だったからやめておこうと、回れ右して帰ってしまうお客さまも非常に多い。

 「ウチは夏休みに家族連れが押しかける施設じゃなく、春と秋の行楽シーズンに大人のお客さまが楽しんでくれる施設なんだ」

 このことは大人の入館者の割合が8割という結果からもうかがえるが、これではいけない。子どもたちが大人の手を引いて「行きたい!」とダダをこねる水族館にならなくては!

 (エビとカニの水族館館長)

【この夏、来館者数が振るわなかったエビとカニの水族館(和歌山県すさみ町江住で)】

更新)