AGARAKiiLifeみかんKiiSearch

(778)海のおもしろ実験教室

 「11時から学習室でおもしろ実験教室が始まります。再入館はできますので、観覧途中のお客さまでもご覧になりたい方はどうぞ先に海の環境学習館へお越しくださいませ」

 とまあ、館内が広くてお客さまが多ければアナウンスを入れるところだが、スタッフがグルリと1周して声を掛けるだけで周知できるのは情けない。

 今月から海の環境学習館を利用した念願の常設イベント「海のおもしろ実験教室」がスタートした。さすがに週休2日のスタッフの休みが重なる平日も毎日というわけにはいかず、全員が出勤する土・日・祝日限定だが、毎回20人以上の参加があって、お客さまにも好評だ。

 「ダイオウグソクムシとかオーストラリアン・キングクラブなんかをお客さまに触らせてあげたいね」「生きているのはムリだけど、冷凍保存している標本ならできるぞ」「普通のオオグソクムシなら生きているのもできるんじゃない?」「ヤドカリの引っ越しなんか見せてあげたいなあ」

 こんな若手スタッフのアイデアがいっぱい詰まった教室だが、最も基本となる水槽を使った「ウニの輪くぐり」や「ヒトデのろう屋抜け」などの実験は普段から移動水族館などでも披露しているので一応誰でもできる。しかし、誰が講師になっても同じではつまらない。まあお客さまは毎回変わるのだから同じでも構わないのだが、やはり個性が光るものが見たい。

 Tクンはヤシガニのハサミの力を迫力満点に見せたいと、竹ざおを輪切りにしてバキバキと音を立てて割らせた。日替わりではアオウミガメと前回ご紹介したケヅメリクガメの触り比べもある。

 休日にエビとカニの水族館へ行ったら、毎回違う面白い実験が見られるから、また行こうってな評判が立てばうれしいな。

 (エビとカニの水族館館長)

【海の環境学習館で解説する若手スタッフ(和歌山県すさみ町江住で)】

更新)