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空港から古道に 乗合タクシー開始

 南紀白浜空港と熊野古道中辺路街道を行き来する完全予約制の乗合タクシー「エアポートライナー熊野の森」が10月1日から運行する。首都圏から訪れた古道歩き客の利便性を高め、誘客するのが狙い。白浜町の明光タクシーの自主運行だが、県観光連盟などがPR活動で支援する。

 熊野古道が世界遺産に登録されて以降、古道歩き客が急増。それに伴い、駅や空港に到着してから熊野古道に向かうまでの交通機関としてバス会社は定期バスの運行を増やすなど対応している。

 しかし、飛行機で首都圏から来る古道歩きの客に対しては、白浜温泉から空港を経由して熊野古道方面に向かう定期バスが、午前中に2便あるだけ。午後の飛行機で来た客は利用できず、古道歩き客や観光関係者らから交通機関の充実を求める声が多かった。

 このため明光タクシーが乗合タクシーの運行を決めた。

 運行は飛行機の発着に合わせる。往路、復路のいずれも3便だが、飛行機の運航が1日2便の時期は往路がそれに合わせて2便になる。ただし往路の夜の便は客が3人以下だと運行しない。客の人数により9人乗り大型タクシーと5人乗り中型タクシーを使い分ける。

 料金は空港―滝尻・高原間1800円、空港―牛馬童子・近露間2400円、空港―川湯・渡瀬・湯の峰・本宮・発心門間3000円。

 空港―熊野本宮大社間2000円の定期バスの料金より割高になるが、空港から直行で熊野古道に行くことができるため移動時間が短縮でき、「東京からでも2時間半ほどで発心門に着くことができる」(県観光連盟)という。

 県観光連盟は旅行会社などにPR、白浜空港利用促進実行委員会はチラシを作製し白浜や東京の空港でPRする。県観光連盟は「中辺路、本宮方面の住民が空港に行くのにも便利になる。空港の活性化につながるだろう」と話す。

 乗合タクシーは完全予約制。24時間前までに電話かファクスで明光タクシー(電話0739・42・2727、ファクス0739・43・5605)に申し込めばよい。


写真【熊野古道行きの乗合タクシーに使う9人乗り大型タクシー(白浜町で)】

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