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「熊野観光のプロ」育成 養成講座が人気

 熊野を舞台に森林療法や温泉療法の癒やしをテーマに学ぶ「熊野セラピスト」育成講座と、外国人観光客への対応方法を学ぶ英会話講座が12月から、田辺市本宮町で開講。各講座には定員を上回る応募・参加があり、人気を集めている。


 市や県、NPOなど8団体で構成する田辺市雇用促進協議会主催。癒やしと健康をテーマに地域作りをする県の「熊野健康村構想」に合わせた人材育成事業。

 都市部に比べ雇用の機会が少ない地方で、能力開発の場をつくることが狙い。「癒やし」など世界遺産を活用した付加価値の高い観光プログラムで、観光地としてのブランド化を図る。

 英会話講座は外国人観光支援人材研修の一環。英語での案内方法だけでなく、外国人と接する時に必要なマナーなど、コミュニケーション方法を学ぶ。

 講師は、同市内で外国人旅行者の支援活動をしているNPO法人「Mi・Kumano」(楠本晴美代表)と、熊野本宮語り部の会が担当する。来年3月までの計10回の講座を開き、熊野古道で実習する。

 旅館関係者や語り部、主婦など、募集定員20人を超える男女27人が参加している。5日に開かれた初講座では、これまでに外国人と接して困ったことや覚えたいことなど意見を出し合った後、自己紹介など英会話を学んだ。

 楠本代表は「英語を口に出して覚えるプログラムを予定している。外国の人をもてなしたいという参加者の気持ちを大切にしたい」と話している。

 一方、16日からは、癒やしをテーマにしたサービスを提供する「熊野セラピスト」の養成講座を始める。熊野古道歩きに代表される地形を生かした運動療法や森林療法などを学ぶ。

 研修終了後の来年3月に認定試験を実施し、合格すれば、熊野セラピストに認定、観光プログラムの企画や支援を行う。

 事務局を務めるNPO熊野本宮によると、8日朝までに、定員20人を上回る45人から応募があったという。


写真【外国人観光客に対応するための講座で英会話を学ぶ参加者ら(田辺市本宮町で)】

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