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鹿ケ瀬峠越え歩く みなべ町民ら

 みなべ町教委と町文化財審議会が2004年度から開いている、熊野古道を歩くツアーがこのほど開かれた。約30人が、広川町から日高町にかけて「鹿ケ瀬峠越え」を歩いた。

 熊野古道が世界遺産登録されたことを記念して始まった事業。今回で17回目。印南町の切目中山王子からスタートし、これまでに主に中辺路を歩いたほか、熊野詣での起点になった京都市の社寺も訪ねた。

 毎回、同町芝の紀州語り部、山本賢さんが案内している。

 今回は広川町の河瀬王子から日高町の西の馬留め王子まで約7・3キロを歩き、延命地蔵寺、法華壇、金魚茶屋跡、沓掛王子跡などを訪ねた。その先の内ノ畑王子、高家王子もバスで訪れた。

 峠を越える際、山本さんは窪津王子(大阪市)から中辺路と大辺路の分岐までの「紀伊路」で、一番の難所だといわれていたことを説明。「江戸時代、現在のみなべ町地域にはかじ職人が多く、ほとんどが、この峠を苦労しながら越えて近畿地方各地に出稼ぎに行った」と解説した。

 法華壇では、念仏を6万回唱える修行をしていた天台宗の僧円善が、白骨になりながらも舌だけを動かして唱え続けたという伝説を紹介した。


写真【熊野古道の鹿ケ瀬峠を歩く参加者(広川町で)】

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