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「古道歩き気持ちよく」 語り部グループが整備

 白浜町の語り部グループ「大辺路富田坂クラブ」のメンバー21人が7日、熊野古道「富田坂」で古道の清掃と整備をした。年末に見回った際、古道沿いで枯れ木が倒れていたり、石積みが崩れていたりしており、代表の脇本敏功さん(64)は「今後も月1回の点検活動を続け、気持ちよく歩いてもらえるよう努めたい」と話した。

 富田坂クラブは、熊野古道が世界遺産に登録される前の2003年3月に、古道の保全と継承を目的に地元住民らで発足した。語り部活動のほか古道の状態を毎月点検し、年に数回は倒木や枯れ木を取り除いている。

 この日は2班に分かれ、一方は草堂寺から「一里松跡」までの約300メートルの区間で、もう一方は安居辻松峠から1キロほど草堂寺寄りの「七曲がり」付近で、3時間にわたって作業をした。

 一里松跡までの区間は竹林のため、枯れた竹が倒れていたり、イノシシが土の中のタケノコやミミズを食べに来て石を掘り返したりしていた。

 枯れて腐った状態のサクラもあり、危険なため竹とともに撤去した。

 掘り返された石の保全については県と協議中で、「現状を見てもらうために」とあえて置き直すことはしないでそのままにした。

 脇本さんによると、昨年秋は500人近くが富田坂を訪れ、熊野古道が世界遺産に登録されて以降、この時季だけを比べると過去最多だった。当初目立ったごみは今はほとんどなく、マナーも良くなっているという。


写真【枯れた木を切りそろえて撤去する富田坂クラブのメンバー(7日、白浜町の熊野古道・富田坂で)】

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