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県世界遺産センター拡大 交流コーナーなど設置

 県は田辺市本宮町の本宮行政局内に設置している県世界遺産センターの面積を広げ、機能を充実させる。行政局1階のほぼ半分を使って、パネル展示や観光客らが自由に交流できるコーナーを新たに設ける。4月中の開設を目指す。

 県地域振興課は「世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の特徴を紹介できる内容にしていきたい」と話している。

 同センターは2005年4月、本宮町役場(現田辺市本宮行政局)に開設した。職員7人が常駐し、文化財の保存に関する事務、研修活動の支援、ホームページを活用した情報発信業務を担当している。

 拡大に伴って、行政局1階入り口正面の住民ホール(約70平方メートル)に、杉木立をイメージできるような紀州材を使った展示コーナーを設ける。1階北側の約70平方メートルに、交流コーナーと観光協会窓口などを置く。

 世界遺産に登録された熊野古道の特徴である、自然と人間の営みがかかわりあってできた「文化的景観」の意味を広く理解してもらえるような情報発信を目指す。

 交流コーナーには、熊野古道に関連する書籍を置き、観光客だけなく現場で活動している熊野古道の語り部や地元住民らが自由に学習したり、意見交流したりする場にする。展示物の内容などについて、いま検討を進めている。

 今月下旬から工事を開始し、3月末までに終了する予定。予算は約3000万円。

 県地域振興課は「熊野古道の情報発信の場として期待している。観光客だけではなく、地元住民をはじめ県民に身近に感じてもらえるような場所にしたい」と話している。今後は、ここを拠点に交流コーナーを利用したイベントの開催なども計画していくという。


写真【行政局ロビーに設置を予定している展示スペースのイメージ図(県地域振興課提供)】

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