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中学生が熊野古道を補修

 田辺市本宮町の三里中学校1、2年生が16日、地元の文化財を学ぼうと、町内の熊野古道で市職員らとともに保全活動をした。2時間ほどかけて、人の往来や雨水で表土が削れてしまった部分に土を入れて踏み固め、補修した。

 同校は総合的な学習で郷土学習を取り入れている。これまでに全校生徒で、地元の特産品「音無茶」を作ったり、世界遺産に登録された熊野古道の歴史や文化を学んだりしてきた。

 熊野古道の保全活動は2005年春に実施して以来2年ぶり。作業には1、2年生25人のほか、市職員や語り部、地元住民も参加した。

 三軒茶屋跡―伏拝王子の約1キロで、表土が流れてできた、へこみや段差を補修した。三軒茶屋跡の林道脇に2トントラック1台分の土を用意。生徒らは土を入れたビニール袋を手に持ち、何往復も歩いて運び、作業に励んだ。

 2年生の田中理沙さんは「この保全活動は、この地域の学校だからこそできたことだと思う。自分が育った地域の世界遺産を守りたい」。九鬼小百合さんは「作業中、通り掛かった古道を歩いている人たちに『ありがとう、頑張ってね』と声を掛けてもらえた。うれしいし、やりがいを感じた」と話した。


写真【土がえぐれてしまった個所に土を入れて踏み固める生徒ら(16日、田辺市本宮町で)】

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