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ヘリコプターで木材搬出 世界遺産に配慮

 田辺市は3月29日、同市本宮町、発心門王子近くの熊野古道に隣接する市有林で、ヘリコプターを使って間伐材を運び出した。地元住民や熊野古道を歩く人らが見守る中、約360本を搬出した。

 林道が多い田辺市では木材の運び出しに集材線を使用することが多いが、間伐地が世界遺産に登録されている発心門王子の近くで、バッファーゾーン(緩衝地帯)に当たるため、環境に配慮しヘリコプターを使用した。

 世界遺産と周辺の森林を保全・整備するための「世界遺産の森林を守ろう基金」(県緑化推進会)の助成を受けて実施した。

 市有林の広さは約2ヘクタールで、約80年生のスギとヒノキ約1000本が植林されている。

 今回、最大で2トンを持ち上げることができるヘリコプターを使用。事前に間伐した木材を、林の中にロープを垂らし、釣り上げて運んだ。

 間伐した木材は、太いもので直径約30〜40センチだった。運び出した木材は市の建築物に使用したり、売却したりするという。


写真【熊野古道沿いで間伐した木材を運び出すヘリコプター(田辺市本宮町で)】

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