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熊野古道散策用につえ千本贈る

 串本町中湊の大工、関戸敏夫さん(77)は20日、熊野古道散策用のつえ1000本と、設置用木箱5個を熊野三山協議会と、世界遺産熊野地域協議会(会長=佐藤春陽新宮市長)に贈った。両協議会は、会を構成する田辺市に400本と2箱、那智勝浦町に300本と2箱、残りを新宮市に配分する。

 関戸さんは同日、妻の田鶴子さんと新宮市役所市長室を訪れ、佐藤市長に手渡した。

 つえはカシ製。長さ約1・3メートルで直径約3センチ。箱は高さ90センチ、幅60センチ、奥行き47センチ。ともに「熊野古道へようこそ」と記している。材料は関戸さんの知り合いが「つえを作るなら所有林から切り出して使ってほしい」と協力してくれたという。

 関戸さんはこれまでも近所の散歩道につえや休憩用のベンチを設置するなど、利用者から喜ばれている。「熊野古道が人気で歩く人が多いと聞き、健康なうちに作ろう」と決めた。仕事の合間を縫って長さを切りそろえた原木を乾燥する前に皮をはぎ、2〜3日置いてから研磨機で磨き上げた。1月初めから作業を始め、今月初めまでかかったという。

 佐藤市長は「温かい真心のこもったつえ。大切に利用させてもらいます」とお礼を述べた。


写真【つえと設置用木箱を佐藤春陽市長(左)に手渡す関戸敏夫・田鶴子さん夫妻=新宮市で】

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