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地域の課題話し合う 本宮町でシンポジウム

 田辺市本宮町の本宮行政局で25日、公民館の役割や地域の課題を話し合う地域シンポジウムがあった。参加した住民らは班ごとに分かれ、地域が抱えている問題点を出し合い、今後のまちづくりについて話し合った。

 市教育委員会、同シンポジウム実行委員会主催。住民活動の指針となる「生涯学習推進計画」を策定するにあたり、住民の意見を計画に反映させるために開いた。和歌山大学の協力を得て市内9カ所で実施する予定で、今回が初めての開催。

 この日は約40人の住民が参加した。和歌山大学の堀内秀雄教授が「地域の中で互いに学び合うことが生涯学習。地域の課題を解決するために活動することが人をはぐくむ」と、まちづくりの中で果たす生涯学習の役割を解説した。

 その後、10人前後の班に分かれて意見交換した。

 各班では地域や公民館活動の課題や展望など、テーマ別に意見を出した。参加者は「公共交通手段が少なく高齢者が地域活動に参加しにくい」「働く場所がないため、若い人材が少ない」「地域活動の内容や参加する人が固定化している」などと課題を話し合った。

 また、地域の魅力や展望について「山間部で不便なところも、俗化されていない点で都会にない魅力といえる」「世界遺産に登録された熊野古道や温泉、自然などの資源がある」などの声が上がった。

 堀内教授は「公民館の活動は人と人とを結ぶことである。公民館が地域づくりの拠点になっているか再確認も必要。歴史と文化に支えられた地域の風土や資源を活動に生かしてほしい」と提言した。


写真【地域の課題など意見を出し合う参加者ら(25日、田辺市本宮町で)】

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