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目指せ世界遺産マスター 本宮町で研修会

 県世界遺産センター(田辺市本宮町)が主催する「世界遺産マスター」の熊野地域・研修会が9日、田辺市本宮町の本宮山村開発センターで始まった。県内から集まった21人の研修生は計3日間、講座を受けたり、古道を歩いたりして学んだ後、8月4日の認定試験に臨む。

 この日は3講座があり、最初の講座では、世界遺産センター主任の七滝高至さん(53)がスライドを使い、講師役を務めた。

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」について、登録の意義を「身近すぎて『価値』が見えにくい日本の文化、歴史を改めて認識すること」と説明。また、課題として世界遺産地域や集落に過疎化、高齢化の波が押し寄せていることを挙げ、「若い世代など幅広い協力が不可欠だ」と話した。

 研修に参加した広井正昭さん(67)=新宮市神倉=は「知識を増やそうと研修に参加した。参詣道はほとんど歩いたが、研修で知らない所もあることが分かった。ぜひ歩いて、出会った人に持っている知識を伝えたい」と話した。

 世界遺産センター長の辻林浩さん(63)は「我々の知らない部分を掘り起こしてもらい、世界遺産の付加価値を増やしていきたい。研修を受けた人は、情報発信役も担ってほしい」と研修生に期待感を示した。

 研修会は世界遺産保全のリーダーになる人を増やそうと、県世界遺産センター(田辺市本宮町)が始めた。昨年度に続き2回目の開催。熊野地域と高野地域に分けてあり、7月14日からかつらぎ町(高野地域)で開く研修会には、現在15人が参加登録をしている。

 昨年度は熊野、高野地域合わせて61人が研修を受け、16人が認定試験に合格して世界遺産マスターの認定を受けた。


写真【スライドを使い、研修生の前で話す七滝高至・県世界遺産センター主任(左端)=田辺市本宮町の本宮山村開発センターで】

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