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三里中の「古道体験記」紹介 県世界遺産センター

 田辺市本宮町の県世界遺産センターは、センター内の交流スペースで、地元の三里中学校の地域学習を紹介する展示会「三里中学校古道体験記」を開催している。生徒が製茶した地元特産の「音無茶」を先着で無料配布している。24日まで。

 熊野古道を中心に、人間と自然の営みが働き合ってできた世界遺産の「文化的景観」を紹介する狙い。中学生の活動を通じて、遺産を取り巻く熊野の生活文化を知ってもらおうと企画した。

 交流スペースでは、音無茶の製造や熊野古道の整備など、これまで生徒が地域学習として取り組んだ内容を、写真や冊子で展示している。

 無料配布している音無茶は、茶葉を釜でいって作る「釜煎(かまいり)茶」。今年5月に地元農家に協力してもらい、生徒らが茶摘みや手もみ、天日干しをして製茶した。

 ビニール袋に約20グラムの茶と、活動の感想や学校の紹介文を書いたカードを同封している。茶は30人分ほど用意している。

 県世界遺産センター主任の速水盛康さん(49)は「熊野古道には、パンフレットなどの解説だけでは分からない魅力もある。これまでとは違った視点で世界遺産の魅力を知ってほしい」と話している。


写真【三里中学校の生徒が作った「音無茶」(田辺市本宮町)】

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